岩田 雄介ブログ -6ページ目

芝居について。

例えばビジネスを展開するとして、Aという結果を出す時に


1の方法を思いつく人。5の方法を思いつく人。10以上の方法を思いつく人。


どれが成功しやすいかというと、最終的には内容なんだけど1つの考えより多方面の方向を考えられる人の方が成功しやすいと思う。


それぞれのメリットやデメリットを把握して比べられること。


芝居で同じ台詞であっても、1つの方法しか思いつかないより、いくつかのパターンを発想できるタレントは強い。


最近の講義で力をいれているのは見せ方。


芝居の上達も大切なんだけど、それを美しく見せれるか。


中には、芝居だけではなくその見せ方のパターンをいくつか見せれるタレントがいる。


どれだけ上手い芝居でも、見せ方が下手だったら効果も落ちる。


これはカメラマンや演出の能力も大切なんだけど、それをタレント側が知ってて演じるのと知らないのと差がでてくる。


ちょっとした角度や、画各による動き。


映像は画各により芝居が制限されることもあるので、やっぱ知ってる方がいい。


生徒からの便り

僕は1年半くらい中学校美術講師の経験をしていて当時の生徒からメッセージがあった。


もう数年たってるのに、連絡をしてくれることはすごく嬉しいことです。


メッセージの最後に教育について少し真面目に書きます☆(芸能とは関係ないけど)


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お久しぶりです……
もう5年は会ってないから
覚えてないと思います。

元、御殿場南中の生徒です(-^〇^-)
先生、元気ですか??
先生が南中を辞めてから
もう5年も経ちました。
その時に私は中1でした。

みんな、なんだかんだ
先生のことを好きだった生徒は
居たと思います。

先生が辞めた後の美術は
毎年、先生が変わりましたが
どの先生よりも授業が
楽しかったです。

友達と『岩田の美術、また受けたいね』
なんて喋っていた位でしたから
美術の教科係になった時に
なんだかんだで楽しませてもらったし

苦手なデッサンでも褒めて
もらえたことを覚えています。

先生の授業、ほんとに楽しかった!

うる覚えゲームだっけ?
今でも覚えてて思い出すたびに
笑えて来ます(^-^)
あんなゲームをしたのは先生だけ☆

私は今、芸能界を目指しています。
高校3年生だから頑張りたいと
思うようになり、今、スクールに
通っています。まだまだですが
なんとか目指したい夢が出来た。
今は毎日が楽しくて仕方ない♪

また、先生に会えたらいいな。
と思います(^∀^)

なんかまとまりが無くて
すみませんm(_ _)m
先生に話したいことが
多くてこうなっちゃいました★

また先生の元気な姿を拝見
出来たら嬉しく思います

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補足
■うるおぼえゲーム
テーマを出しそれを想像で描いてもらうこと。

「アンパンマン」「ドラえもん」「この世の中で一番大きいもの」「小さいもの」「嬉しいもの」

想像力や記憶力・想像からの描写力等いろんなコンセプトがあります。

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今では芸能事務所講師などもさせていただいて、当時の講師経験があったらこそだと思います。

教育は育てるではなく、育つようにサポートすることだと思います。

授業がつまらないと思うのは生徒のせいではなく教師の問題かもしれません。

100人が100人興味をもつ授業は不可能に近いですが、やり方によっては70%が興味をもてる授業はできる。

ドラマ・映画・舞台など、脚本があって演出があって演者があって成り立つ。

教師・講師はそのすべてを一人で行う。

当然、内容がつまらなければ興味をもたないし、つまらない内容でも面白く話せることはできると思います。

学校はいい点数が取れないのは生徒のせい。

最終的な進路に響くのは生徒。当然言わなくても出来る人はでるのだけど。

だから最近では、いい点数を取りなさい。勉強をしなさいだけではなくて、学生が率先して興味を持たせる授業能力というものも先生には大切なことなのかなと思います。

勉強ができる先生がただ投げっぱなしで伝えることより、わからない方がわかる授業。

学生のころ、ぶっちゃけつまらない授業が沢山ありました。。(;一_一)

教師は役者でなくてはならない。と当時校長先生に言われたことが今でも記憶に残っています。

メッセージを送ってくださった方ありがとうございました。

いつか一緒に共演できたら夢のようですね☆

御互い頑張りましょう!!

レッスンの重要性

優志さんコメントありがとうございます。


質問にお答えいたします。


質問内容


「こんにちは。いつもブログを拝見させてもらっています。相談を聞いてもらいたくコメントをいたしました。
現在、私は某エキストラのプロダクションに所属していますが、一度もレッスンを受けたことがありません。やはり、この業界だとレッスンを受けた方が仕事の幅が広がりますでしょうか?」


あくまで僕の価値観です。


エキストラだけをやって行きたいのであればレッスンは必要ないと思います。

役付きやいいポジションを狙っているのならレッスンは必要です。


レッスンのコンセプトとして


■実力を上げる

■事務所がタレントの能力を知る


これにつきると思います。


いきなり両手でピアノを暗記して弾くことができないように、芝居も1日で極めることはできません。


芝居は台詞覚え、表情を入れ、動く同時進行の演出をその場で対応します。


習字も練習していれば誰でも上手くなるよう、芝居も練習すれば誰でも上手くなります。


オーディションではレッスンで学んでいる方たちが多く集まりその中で実力で選抜されなければ落ちます。


■事務所がタレントの能力を知ることについて。


案件では、芝居できる方限定案件があります。


そうなると事務所の方でそのタレントが芝居ができるかどうかわからないと提出することもできません。


芝居できる方限定案件で、実力のわからないタレントを出す→そのタレントが芝居が対応できないと事務所の方が制作に注意を受けます。


「芝居できる方限定案件とお伝えしましたよね」みたいな。。(;一_一)


案件の大小もありますが、そのレベルに応じた能力を選抜するのが事務所です。


僕の会社では、自由参加制ですが岩田が直接講師をしています。


8月のレッスンは応募開始1時間で人数制限のため閉め切りました。


いつ応募がかかるか分からない状況で、応募と同時に参加希望をださないともれます。


大切なのはそこまでして実力を向上していきたい、向上心のあるタレントもいるということ。


芸能事務所によって、内容も違うと思いますが、レッスンを数回受けてみて学べるようであれば継続をやってみるのもいいし、当然実力によっては物足りないレッスンもあったりするのでその時は事務所に相談してみるのもいいかもしれません。


一人だけレベルが高くても周りのレベルに合わせたレッスンをやることが多いのでそういった部分の問題はどの事務所でもあるかもしれません。


参考にならなかったらすいません。


また相談等あればいつでも書いてくださいね☆





事務所の強さ。

フリーのタレントと事務所のタレントの違いを書きます。


もちろんフリーのタレントでも魅力的な方も多いですが、早めにプロダクションに入っておかないと後で息詰まることになって引退してしまう方も多い現状です。


なぜ事務所のタレントのが仕事が決まりやすいかというと営業の強さになります。


仕事の責任で事務所タレントの方が有利については過去のブログに書いたので、今日は営業について書きます。


フリーのタレントだと一人で全部やることになります。


営業・金額交渉・出演・サポート・時間管理・請求


特に大変なのが自分が出演する金額交渉。


なかなか言い辛いものです。


だからといってお任せにすると金額を安く設定されがちだったり。


営業もフリーは自分するのですが、その場合、飲みが多くなると思います。

女性だと口説かれてしまったり、制作会社に行っても相手にしてもらえなかったりと大変だったりします。


その点事務所のタレントは金額交渉をスタッフが行ったり、営業も法人であれば制作会社にどんどん切り込めるので一人で営業すことに比べ情報力が各段に違います。


大きなポイントは、事務所所属者でないと受けられない仕事がかなり多い。


情報非公開案件が多いので、一般の方では特にいい案件は情報すらまわってこない現状です。


フリーのタレントのメリットとしてはプロダクション側にマージンをとられないこともありますが、金額の交渉で安くされてしまうと結局は事務所所属者のが高かったりすることもあります。


後は金額の請求です。フリーだと口約束が多いので金額を振り込んでもらえない方も多々いるみたい。


多くのタレントが相談にくるのですが、過半数がフリーのタレントが多く事務所に入っていればそういう問題にならなかったのにというパターンが多くありました。


もちろん自分に合った事務所を探すのも大変なんですが。。(@_@;)


本気で芸能で活動していきたいタレントはまずしっかりと情報が入るプロダクションに入ることがお勧めです。

節目

ブログ更新遅れてすいません(@_@;)!!


コメントもありがとうございました。


事務所名が直接書かれてしまってる方は公開しないのですがしっかり読んでいます。


ありがとうございます。


怒涛のスケジュールでした。


いろんな方々から体調崩した?とか心配してもらい御迷惑おかけしました。


芸能講師依頼が多く、休日返上、深夜キャスティングまとめ等していたのでブログ書けない状態でした。


本日の講師が終了すると落ち着くので、またチョクチョクキャスティングの事を書こうと思います。


昨日のテレビで友人のタレントが5~6名出演していた。


先輩の方はしっかりと安定して、まだ新しい方もすごく頑張っていた。


ベテランでも努力が伝わる中、中級レベルで落ち着いているようでは新人に抜かれる。


タレントに努力を求めてもやるかやらないかは、タレント次第になるし、出てくる人たちは言わなくても率先してやっている。


言われてやるより上がいる。


8月岩田の講師するレッスンが告知から3時間ぐらいで定員オーバーになり受付を終了した。


僕にできることは、そのタレント達の実力を底上げすること。


他事務所様含め、特に演技のレッスンを受けるタレントの向上は目を見張るものがある。


外部事務所様含め、少しでも頑張ってるタレントが活躍してほしいと思っている。

コンディションについて

常に100%のコンディションで臨むとはいうものの、現場で常に実力100%のコンディションで臨めることは難しい。


体調は大丈夫であっても多少はコンディション的に上下する。


芝居も同じで、毎日同じ台詞の舞台をしていてもその回によってコンディションて異なることがある。


ただ、経験を重ねることによって100%~70%を維持することはできる。


経験がないと当然ムラがでてくる。10点満点で

3・2・6・1・3・7・2


経験や努力している人

7・8・10・9・10・7・9


経験がある人はそこに安定感が生まれてくる。


特に経験者でも初めての現場やオーディションでいきなり満足できる実力コンディションを出せる人は少ない。


実力の50%だせたらいいぐらいと言われている。


だから100%の実力を出すには、スキル的に200%の実力がなければならないほど大変。


オーディションを見て、目にとまるほど上手いタレントがいても実際実力の半分ぐらいしか出せれなかったというタレントさんもいる。


人の目があって、プレッシャーを感じるオーディションでは、実力がすべて出せなくて当然ぐらい考えてもいいかもしれない。


オーディションでは、タレントの実力として安定感が求められる。


歌のプロデューサーが言ってたけど、アーティスト歌いだし5秒~10秒聞いて良いか、悪いかわかると言う。


芝居も15秒みればわかったりもする。


上手い人は空気の作り方から上手いから、台詞の前から目にとまるものがある。


そういう人たちと仕事をしていく・役を取り合っていくには、やっぱ勉強だなって感じる。

友人の監督さんから

半年間ずっと撮影で一緒だった監督の新作映画が公開されます。


映画「Quarter」

公開詳細:シネマート六本木にて

7月10(金)~12(日) 3日間限定先行上映決定(連日11:15~(予定)のモーニングショーのみ)
     10日出演者舞台挨拶あり
     渋谷にて、9月レイトショー公開予定
     原宿にて、9月~レイトショー公開予定

以後の詳細は映画のHP:http://quarterfilm.com/

出演 小嶺麗奈さん 島崎和歌子さん 勝野洋輔さん 袴田吉彦さん 他

もともと脚本から見せていただいたんだけど、小川監督らしい作品。

今は某番組でロンドンかな。海外に行ってる。多忙な監督。

CMもすごく綺麗だった。

公開が楽しみ。行けたらいいなー。


編集開始!!

編集機材が揃い、監督をした編集がはじまった。


カメラの効果もあって感触はいい感じ。


編集してて気づいたこと。


タレントによって編集しやすいタレントと、しにくいタレントにわかれる。


編集しやすいタレント

カット前後のテンションや感情を引き継いで芝居するため、繋げやすい。

芝居がうまいと、どのカットを使っても見せれるので編集の幅が広がる。

画各がアップの時にしっかり決められる。


前後の感情を把握していないと1カット1カット繋げた時に違和感がでる。


そのシーンのメインのタレントには演出をしているから問題ないんだけど、どうしてもそのシーンで脇にいるタレントも数十名いると一人一人確認できない。


表情や呼吸ひとつでも、芝居ができる方はテンションが日数をはさんでも同じにできる。


アップの時に、顔がぶれるの顔が切れる。

体重移動しただけで切れるときもある。


こうやってみると俳優も職人だ。


編集に立ち会うと、経験や技術があって通用するものだと改めて実感する。



タレントの行動

タレントが遅刻をすると現場に迷惑がかかるのは想像はつくと思うけど、タレントのイメージダウンだけですまされないその影響力を書こうと思う。


タレントが遅刻することによって事務所がキャスティングからのイメージが悪くなる。


オーディションを仕切るキャスティングが制作からのイメージが悪くなる。


制作が代理店からのイメージが悪くなり、代理店はクライアントからのイメージが悪くなる。


一人のタレントの影響で、事務所に仕事の取引きを解除するなんて話も聞くぐらいだ。


だから、たかがオーディションであってもその影響力は大きい。


折角実力があるのに、遅刻しただけで選抜されないことも多々ある。


だから大きい案件には、相応のタレントを起用することが多いんだと思う。


実力はおいといて、時間という誰でもやろうと思えば守れることをできなくてイメージダウンするほどもったいないことは無い。


今日、オーディションで遅刻をしたタレントがいた時に、事務所側のマネージャーにすごいあやまられた。


今回のキャスティングはクライアント直だったため、当然現場をしきっていた僕もスタッフとクライアントにあやまった。


クライアントは大丈夫ですよと言ってはくれてるのだけど、それが今後の仕事の繋がりになるか、ならないかは大きな違いだ。


それぞれのビジネスに発展する要のタレントの影響。


そういったことも意識して決められた時間は守ってほしい。

人生が変わる1分間の深イイ話

再放送で見たのだけどこの企画の上手さに関心した。


内容としては


全国から選りすぐりの7品を“旨イイ”か“う~ん”で判定。
全国の料理を試食して、旨イイか判定!
“旨イイ”で大ヒット!“う~ん”で閉店の危機!
応募者の運命をかけた番組。


島田紳助さんが「TVは影響力がありすぎるから、うまく無いものにうまいとは言わない」と言ってたのが印象的だった。


実際、テレビだから美味しくないものでも「美味しい」と言わなければならない仕事も多い。


今回の企画は、美味しいかまずいかはっきり言う斬新な企画。


企業側にとっても今後の展開にかかる内容だ。


それでも1000通以上の応募があったとのことだから、テレビの影響力は大きいと思う。


企画もすごくいい。


■取材しやすい。応募から選ぶだけでいいので、情報収集等の必要が無くなる。

TV制作会社で、たとえば流行りのパスタとかテーマが上がった時、探したり、ロケ交渉とかすごく大変とのこと。

寝る時間がないぐらい調査するとのこと。


■ロケ撮影で、タレントを使用しなくても見せれる企画


■まだ認知度が無い新しい情報も手に入る。


■不景気の中、基本的な撮影やタレント・編集等の経費しかかからない。


■視聴者が本当に美味しいものに興味があるなかで、宣伝ではなく上手いかまずいかしっかりと判断できる番組の斬新さ。


ここまでできるのも、番組の視聴率があってからこそだけどね。


もちろんテレビなので莫大な制作費はかかるのもの、労力的な部分や無駄な経費等は省けて、内容も斬新。


某テレビプロデューサーが言ってたのだけど、お笑がはやるのは不景気の証拠なんだって。


視聴者は楽しい内容を求め、制作費用も抑えられるのが特徴。


ただ、同じようなことをしててもいつかはブームが過ぎる。


その中で、新しいバラエティの企画を今後どれだけ展開していけるのかも大切。


僕が気に入ってるのは「まずい」と言う大変さ。

頑張って商品を作っているのにその人に「まずい」と言うのは勇気がいる。

美味しいと言ってる方のがよっぽど楽なんだよね。


駄目なことは駄目とテレビでいう大変さもわかる。


僕も環境で指導するような立場になりつつあって、指導は指導されるより大変だし辛い。


でもその人の事を思って言う。


それをテレビの前でしっかり自分の意見を言う島田さんはすごいと思う。