演出され学ぶ環境があるか。 | 岩田 雄介ブログ

演出され学ぶ環境があるか。

事務所さんの講師等させてもらっているのだけど、1回のレッスンで飛躍的に実力が上がるタレントがいる。


特に経験が浅いタレントの成長は目に見えてわかるのだけど、今回中級者で各段に実力があがったタレントがいて嬉しく思った。


撮影現場に行くのは、学ぶことも多くて大切なこと。


ただ初めの段階で定期的に現場に入ることができるタレントは本当にマレ。


タレントは定期的に演出やアドバイスされることが大切かもしれない。


同じ能力のタレントで


何も教わる環境が無い状態で活動をしていくタレント


週1でも学ぶ環境があり、定期的にアドバイスを受けているタレント


と比較しても、伸びや実力向上・現場に出して安心する能力は後者の方が数段早い。


タレントとしてお金を貰う以上、相応の能力があって当然と現場の人は見ている。


絵画でも同じ金額を出して購入するにあたり


高校生レベルの絵画とプロレベルの絵画では絵を見る能力がある人ならプロレベルの絵画を選ぶ。


プロになると、何歳になっても学びは必要。


70歳の知名度のある画家が、いまでも白いキャンバスをみてどう描いていこうか悩むと言った言葉が記憶にのこってる。


僕の知り合いのタレントで芸歴10年以上で学び続けてるタレントも多くいる。


1年ぐらいやって知名度が上がることは極端にセンス・ビジュアル・実力にたけてる方しかいないかもしれない。


どの売れてるタレントも下積みをしてきて、知名度を上げていく方が圧倒的多い。


タレントの平均的能力・現場を知ること・経験・実力の学びを定期的でも、最低で3年~5年以上はやる覚悟・学ぶ覚悟が欲しいところ。


大切なのは、芸歴の長さではなく、その期間に学ぶ質。